─ 16 ─ 言語表現の世界 月 4 ・水 1  ( 2 単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:串本 剛 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構. 開講セメスター: 1 年次第 4 クォーター.科目ナンバリング:ZBH-WEX801J.使用言語:日本語. 1 .‌授業題目:    展開ゼミ】読んで書く作法の理解と実践 2 .‌授業の目的と概要:    大学での学修に必要な読み書きの力は,高校生までに培ってきたそれとは異なります.また,大学の授業で課されるレポートには 様々な種類があり,その類型を知っていることが質の高いレポートを書くことにもつながります.週 2 回 8 週間の短期集中で行う 本授業では,継続的な文献講読と複数のレポート執筆を課し,文理を問わず大学での学修で求められる読み書き能力の育成を目指 します.履修生には,批判的に読む力,わかりやすく書く力,そして質疑を通して互いの能力を高め合う力を身につけてほしいと 考えています. 3 .‌学習の到達目標:   (1) 知識:自分が選んだテーマについて,レポートを書くだけの知識がある   (2) 技能:事実論・因果論・当為論のレポートを書き分けられる   (3) 態度:他者のレポートに対し建設的な助言ができる 4 .‌授業の内容・方法と進度予定:    前半は各受講生が選んだレポートのテーマの候補(複数)を念頭に,文献調査を行います.    後半は文献調査を参考に決定したテーマについて, 3 つの異なる類型のレポートを作成します.    各レポートは最大 A 4 用紙 2 枚程度で,採点基準表を使いながら学生同士の相互評価も行います.   第 1 回  オリエンテーション   第 2 回  テーマを知る   第 3 回  文献共有①:新書   第 4 回  テーマを絞る   第 5 回  文献共有②:専門書   第 6 回  テーマを決める   第 7 回  文献共有③:論文   第 8 回  ここまでの振り返り,テーマ決定   第 9 回  事実論解説   第10回  事実論共有   第11回  因果論解説   第12回  因果論共有   第13回  当為論解説   第14回  当為論共有   第15回  全体の振り返り 5 .‌成績評価方法:    論証型レポート30%(事実論10点,因果論10点,当為論10点)    文献講読記録40%,ピア・レビュー30%    論証型レポートの採点にはルーブリック(採点基準表)を用います. 6 .‌教科書および参考書:    東北大学レポート指南書 [ 第 2 版 ] 東北大学 学務審議会/高度教養教育・学生支援機構  2018 教科書 7 .‌関連 URL: 8 .‌授業時間外学習:    単位制に基づき,60時間程度の授業時間外学修を必要とする授業設計になっています. 9 .‌その他:    この授業は第 4 クォーターの,週 2 クォーター科目です.    授業は15回で完結し,授業終了後に提出する課題や期末試験はありません.    卒業研究(論文)等で路頭に迷っている上級生の履修も歓迎します.