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社会の構造
木 1 ( 2 単位).対象学部:医,保,歯,薬,工.担当教員:野田 文香 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.
開講セメスター: 1 セメスター.科目ナンバリング:ZBS-SSO801J.使用言語:日本語.
1 .授業題目:
教育と社会
2 .授業の目的と概要:
本授業では、「教育」という事象を歴史的・社会的に見つめ、学校制度や教育政策が社会とどう連動し、日本の教育がどのような
課題やジレンマに直面しているかを考える。また国際的な視点も取り入れ、欧米諸国の教育改革について歴史社会的背景を通して
概観し、私たちが受けてきた教育そして未来の子どもたちが受ける教育はどうあるべきかについて議論し、考察を深めることを目
的とする。
3 .学習の到達目標:
①教育制度や教育改革の動向とその歴史的・社会的・政治的背景について理解する。
②日本や欧米が抱える教育問題の実態や課題を理解し、解決策や対処すべき問題について自ら調べ、意見を述べることができる。
③教育問題について多面的な考えを尊重し、チームで議論することができる。
4 .授業の内容・方法と進度予定:
第 1 回:オリエンテーション
第 2 回:学校制度論①学校の社会的起源と教室・学校空間の歴史
第 3 回:学校制度論②近代学校制度の起こり
第 4 回:欧米の教育改革①アメリカ
第 5 回:欧米の教育改革②イギリス
第 6 回:欧米の教育改革③フランス
第 7 回:欧米の教育改革④ドイツ
第 8 回:日本の教育改革
第 9 回:グローバル化と英語教育
第10回:学歴社会と学歴主義
第11回:学力観:学力とは何か?
第12回:大学の歴史と現在の課題
第13回:大学入試・アドミッション
第14回:大学のカリキュラム
第15回:大学院改革
5 .成績評価方法:
①平常点評価:ミニットペーパー(各回の授業内容に関する課題などについて答え、提出する)各 4 点×14回=56点
②最終レポート 44点
6 .教科書および参考書:
脱学校の社会 イヴァン・イリッチ 東京創元社 2015
教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョン・ハッティ 図書文化 2018
検証・学歴の効用 濱中淳子 勁草書房 2013
全解説 英語革命2020 安河内哲也 文藝春秋 2018
大学入試改革 海外と日本の現場から 読売新聞教育部 中央公論新社 2016
7 .関連 URL:
8 .授業時間外学習:
授業時に、次の授業までに読むべき資料や宿題などについて指示する。
9 .その他: