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批判的思考と論理的文章
火 4 ( 2 単位).対象学部:全.担当教員:串本 剛 所属部局等:高度教養教育・学生支援機構.開講セメスター: 2 / 4 / 6 / 8 セメ.
科目ナンバリング:ZDG-OAR802J.使用言語:日本語.
1 .授業題目:
展開ゼミ】学生生活の国際比較 ‐ 国際共修ゼミ ‐
2 .授業の目的と概要:
この授業では,学生生活をテーマに国際比較を交えながら段階的に学ぶことによって,一定のスタイルで5000字程度の論文が作成
できるようになることを目指す.履修生には,授業で共有される基礎知識を習得し,留学生を含めた学生同士の意見交換で視野を
拡げ,授業時間外に自らの関心に従って調査することが求められる.これから専門教育が本格的に始まる 1 年生だけでなく,卒業
研究や大学院入試を控えた上級生にもぜひ履修してもらいたい.
3 .学習の到達目標:
(1) 知識:自分の(出身国の)学生生活の特徴を説明できる
(2) 能力:根拠を伴う自らの主張を文章化することができる
(3) 態度:他者の発表に対して、建設的で有益な質問ができる
4 .授業の内容・方法と進度予定:
最初の 2 回(第 1 回~第 2 回):履修者の決定
同じ内容のオリエンテーションを行い,履修者の決定(最大12名)を行う.基本的にどちらかの授業回にでれば良いが,いずれに
も出席していない場合、履修は認めない.
前半(第 3 回~第 8 回):紹介レポート
自分の出身国の大学生活について,紹介レポートを執筆する.紹介レポートのテーマは,①時間の使い方,②お金の使い方,③学
位の取り方,とする予定である.これに並行して,レポートにおける文献の引用や図表の作成方法に関する講義・演習を行う.
後半(第 9 回~第15回):論証レポート
これまでに学んだことを統合し,自分の(出身国の)学生生活の特徴と,その改善に関する提案をレポートにまとめる。アウトラ
インを作り構成を確認した後でレポート作成に着手し,途中経過の発表に対する他の学生の質疑や担当教員の指摘を参考にしなが
ら,最終的には5000字(A 4 用紙 4 枚)程度の論証レポートを完成させる。
5 .成績評価方法:
紹介レポート40点( 3 ×10点,質疑10点),論証レポート60点(アウトライン10点,レポート30点,修正点一覧 5 点,質疑15点).
6 .教科書および参考書:
東北大学レポート指南書 [ 第 2 版 ] 東北大学 学務審議会/高度教養教育・学生支援機構 2018 参考書
大学改革を成功に導くキーワード30 濱名篤ほか編著 学事出版 2013 参考書
もっと知りたい大学教員の仕事 羽田貴史編著 ナカニシヤ出版 2015 参考書
7 .関連 URL:
http://rpuc.ihe.tohoku.ac.jp
8 .授業時間外学習:
提出物が 6 つあり、それぞれ平均して 4 ~ 6 時間程度は授業外学修が必要となる.
9 .その他:
この授業は「外国人留学生等特別課程」のクラスと合同で行う(使用言語は日本語だが、英文資料も使用する).
履修希望者が12名以上の場合は、留学生の割合および留学生の出身国の分布を考慮しつつ抽選を行う.
履修者の出身国が 2 カ国以上かつ合計 3 名以上」でない場合は,開講しないことがある.