履修のストーリー
- 長期的視野に立ち履修する
- 1年生の時は語学やサークルが忙しく、そちらに集中するために、あえて基幹科目は少な目にしました。また焦って興味のない科目を単位だけのために学ぶよりも、将来を見据えて必要だと納得できる科目を学びたいという思いもありました。ただ後期に「学び合いの技法」は履修しました。将来、何をするにしても、議論を促して、思考を深め、発想を拡げるファシリテーションの技法は学ぶ価値があると考えたからです。
- 汎用的技能を学ぶことのメリット
- 2年生になって「ビッグヒストリーで紡ぐ社会と自然科学」を履修した際、研究という行為そのものに興味が湧きました。1年で学んだファシリテーションの技法は、すでにサークル活動でも役に立っていたのですが、チームで研究を進めるためにも、また互いの研究について建設的に議論を進めるためにも役に立つので、有益な学びだったと思っています。
- 研究で役に立つ力
- 次に研究について学ぶため「読んで書く作法の理解と実践」を取りました。また4年生になって履修した「学生生活の国際比較」では、留学生と一緒に学生生活について考えることで視野が広がり、論文作成に自信を持つことができました。また、批判的に他者や自身の主張を検討する力、異なる考えの人と議論を組み立てる力は、修士になった今でも役に立っています。
アドバイス
東北大学は、日本でも有数の研究大学です。研究と言えば、専門専門教育というイメージが強いと思いますが、全学教育も研究に役立ちます。
例えば、批判的に論文を読んだり、議論をしたりする力はどの分野でも必要です。また自分の研究を社会に位置づけるためには、幅広い視野が欠かせません。
加えて、東北大学の歴史やカリキュラムを知ることで、東北大学で学ぶことの強みを生かした戦略が立てられます。