第91回正午PD会「戦後大学改革の一コマ:全国大学教授連合について」をオンラインにて開催しました。

第91回正午PD会「戦後大学改革の一コマ:全国大学教授連合について」をオンラインにて開催しました。

タイトル: 戦後大学改革の一コマ:全国大学教授連合について

発表者: 戸村理 (大学教育支援センター、専門: 教育学・教育社会学・大学経営史)

日時:2022年5月27日(水)12:10~12:50 (40分間:発表25分・質疑応答15分)

概要:
1946年12月1日、全国大学教授連合(聯合)が結成されました。連合の目的は「会員の親睦協力を通じて大学における研究および教育の水準を昂め、その自治を確保し、併せて大学教授の生活と理想とを向上させること」とされ、南原繁東京帝国大学総長が初期の指導的役割を担いました。同連合は全米大学教授会(AAUP)を模した設立された大学教員の連合組織であり、その最大の特徴は、国公私立の設置形態に関係なく加入が認められたことでした。同連合に関する資料はあまり残されておらず、研究の進捗はあまり期待できません。ですが日本における戦後大学改革の一コマとして、ここではその素描を行ってみようと思います。