分野を超えて学ぶ
- 複数の学問・職業分野について専門家から直接学ぶ
- 複数の学問・職業分野について比較しながら学ぶ
- あるテーマについて複数の学問・職業分野を総合して学ぶ
地質学、生物化学、アストロバイオロジー、考古学の専門家が、138億年の宇宙、地球の環境、生物、社会に関する進化の歴史(ビッグヒストリー)を紐解いてゆきます。この壮大かつ未完成の歴史は、常識を覆してきた科学者の歴史です。「温故知新:古きを訪ねて新しきを知る」の旅に出かけませんか?
この授業は、学部3・4年生向けの授業です。卒論や就活等に配慮し、初回授業でその後の開講日時を相談して決めます。
あなたは「大学で何を学んだのか?それは社会でどう役に立つのか?」という質問にどう答えますか?これは企業への就職や大学院への進学の際に鍵となる質問です。なぜなら、あなたの独自性を最もアピールできるからです。この授業では、異分野の学生と議論しながら、あなたの学びと研究を題材に、3つの「みせる」(見せる:内容をわかりやすく見せる/診せる:強みを診断する/魅せる:異分野の人を魅了する)に挑戦します。
自分は何に興味があるのだろう?専門以外にも、興味のあることがあるけど、どうしようか?
大学では好奇心を眠らせる必要はありません。少しでも気になるのであれば、試して自分に合うか確かめればいいですし、好きな学科に進学した方も、視野を広げて自分の興味と向き合ってみることで、新しい自分をみつけられるでしょう。そのために、「遊学」はみなさんの興味の“つまみぐい”を応援します。つまり、自分の直感に頼って、少しでも興味を持ったセミナーに参加し、その内容を受講者と共有します。受講後にはきっと自分の知らなかった一面にであえることでしょう。また、様々な知識や経験を関連づける力も高まります。
発見して学ぶ
- 社会調査(質問票調査、インタビュー、フィールドワークなど)を行う
- 実験を行う
- その他体験をする(鑑賞、観察、創作、飼育、栽培など)
東日本大震災に伴う福島第一原発事故は、広域避難に伴なうコミュニティの分断等、様々な課題を生じさせました。この授業では、福島県でフィールドワークを行い、ボランティア活動や視察を通して現地の「生の声」を聴き、課題解決の方法を考えます。
受講生からは「私たちが普段当たり前に見ている光景、当たり前に過ごしている環境が、そこでは当たり前ではない」、「孤独に感じている人々の心身の健康を見守ることのできる人になり、これからも福島の復興に少しでも役に立ちたい」等の声がありました。
「実験を自分で行ってみることで、話に聞くよりも深く理系学問の考え方や知識について知ることができた」「科学に対する見方が変わった」といった声が受講者から聞かれます。この科目では、現代的課題を題材とした実験を体験することにより、“自然科学の論理性”を学びます。身の回りの技術やニュースで伝えられるトピックスの見方が変わります。「文系」に進まれた皆さんにとっても、“自然科学との深い関わり”を実感してもらえるでしょう。
情報社会における教育のあり方について、行動主義・構成主義・社会的構成主義といった、教育方法の基盤となってきた心理学のパラダイムの変遷をたどりながら考えます。この際、行動主義を具現化したティーチングマシン、構成主義的な思想に基づいたプログラミング環境など、各理論と結びついた教育テクノロジの紹介や体験を通して、深い理解と思考をめざします。教育・学習に対する見方が広がることで、情報社会において学ぶ力が高まります。
国境を越えて学ぶ
- 海外で学ぶ
- 留学生と一緒に学ぶ
- あるテーマについて複数の国や地域を比較しながら学ぶ
東北大学スタディアブロードプログラム(SAP)に参加し、事前・現地・事後研修を通して、グローバル人材としての第一歩を踏み出します。夏季・春季休業期間中に、東北大学の海外協定校にて、語学研修、テーマ別体験学習、現地学生との交流やホームステイ等の日本では得られない経験を積み、国際的な視野、コミュニケーション力、チャレンジ精神、積極性、行動力を身につけます。内容や研修期間はプログラムによって異なります。
本授業では留学生と日本人学生が一緒に宮城県美術館や仙台市博物館を訪問し、興味・関心を持った展示物を深く調べながら話し合い、グループで1つの発表にまとめる中で、他者と共に学ぶ力を身につけます。多国籍の学生が展示物について多面的・多角的に議論・分析する中で、さまざまな見方があることに気づき、展示物に対するメタ認知が深まります。また、本コースでは個人発表、ポスターセッション、グループ・プレゼンテーションの3つの異なるプレゼンテーションを経験し、互いにピアレビューしながらプレゼンテーションのスキルを高めることができます。
グローバルゼミ
展開科目 総合科学
国際教育科目
米澤 由香子・渡部 由紀・三隅 多恵子・林 聖太・新見 有紀子
東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)でグローバルリーダーに認定されるための必修授業で、TGLプログラムで養成する3つの能力(語学・コミュニケーション力、国際教養力、行動力)の向上を目指します。参加型の授業で、国際時事や自らのアイデンティティなどのテーマを扱いながら、クラス内で討論や発表をし、さらには目標設定の考え方などを学びます。他学部の学生との交流を深め、その後も切磋琢磨しあえる仲間ができることも魅力の一つです。担当教員がリーダー認定までアカデミックアドバイザーとして皆さんをサポートしていきます。
読んで書いて学ぶ
- 課題文献を読む
- レポート作成方法の指導を受ける
- 提出したレポートのフィードバックを受ける
「社会人=職業人+市民」となる前に、社会について知る手がかりを学びます。「市民」としての社会参加をめざす学びは、企業や経済が求める人材として活躍する「職業人」への道にも通じます。就職問題など学生にとって切実な現実は、少子化や経済の低迷など縁遠く感じられる政治・経済の課題につながっており、そうした日本社会の全体構造を国際的な視点から解き明かしていきます。たとえば、学業そっちのけで就活に奔走する大学生の姿は、「日本の常識」ですが、「世界の非常識」です。毎回、事前に教材を読んで短文を提出する予習を課し、授業中はディスカッションなど能動的学習を行い、論理的思考力やコミュニケーション力を鍛えます。
東北大学では2017年度から、新入生を主な対象に『東北大学レポート指南書』を配布しています。おそらく今みなさんの手元にも、右図のような表紙の冊子が届いているのではないでしょうか。大学の授業では、レポートが課されることは多々ありますが、その作成方法について指導を受けることは稀です。週 2 クォータ科目として短期集中実施される本授業では、文献の批判的講読と「指南書」にある様々な種類のレポート作成を通じて、4(6)年間にわたる学士課程での学修の礎を培ってほしいと思います。
今までたくさん行ってきたはずの学習ですが、改めて「学習とは何か?」と聞かれると、実はあまり意識したことのない人が多いのではないでしょうか?この授業では、様々な学習理論を学び、全員がアイディアを出し合いながら、皆さん自身の学習経験や学習観についてふり返ります。
大切なのは、正解を暗記することではなく、皆さん自身が学習をどう理解し、どう応用するかです。そのためには、皆さんそれぞれが、自分のことばで「話す」こと、そして「書く」ことが重要です。グループで議論し、それをレポートとして書くことで、大学での「学習」をより深いものにできるはずです。
協働して学ぶ
- 半分以上の授業回でディスカッションをする機会がある
- 半分以上の授業回でグループワークをする機会がある
- 複数の授業回でプレゼンテーションをする機会がある
東北大学の歴史について、フィールドワークや歴史資料の読解をもとにしたディスカッションを通して学びます。外国人留学生だけでなく、日本人学生にも開かれた、英語による授業です。
受講生の授業評価には、「フィールドワークやクリッカーを使ったクイズが興味深かった」「学生同士のディスカッションにより理解が進んだ」などの声が寄せられています。
国際共修という学習経験を通じて、自らの学ぶ大学・学部などの歴史的特徴を、英語で他者に説明する力をつけることができます。
この授業はグループワークが基本です。具体的には、地元の中小企業やベンチャー企業の魅力と課題を調査・分析することを目的として、調査対象の選定→事前調査・調査計画の立案→インタビュー等のフィールドワークの実施→調査内容の整理・分析→まとめ・発表・報告というプロジェクト型学習を行います。
こうしたグループワークを通して、チームワークやリーダーシップ、問題発見・解決力、主体性や実行力が身につきます。
現代社会の変化に伴い,青年は様々な乗り越えるべき課題に直面しています。この授業では,大学生活,学業,友人・恋愛関係,進路・就労の問題など,学生が現在経験している,あるいは今後経験するであろう心理・社会的な問題について,学生同士のやり取りを通して理解を深めていきます。そのため,授業の進め方はグループワーク,ディスカッション,プレゼンテーションが中心となります。また,授業で扱うテーマについては,受講生の興味関心に応じて柔軟に対応する予定です。